小手先働き方改革 本気でやるには日本国民性のパラダイムシフトが必要
過度な残業や業務量が一部の会社で浮き彫りとなったため、国を挙げて働き方改革を推進している。
働き方改革とは個別の会社が、個別に施策を策定して担当者の業務時間を管理するという小手先の働き方改革となっているので実感としては意識的には全く進んでいない。
日本は既存の仕組みを変えたり作ったり、それを浸透させるのはあまり得意でないし、受け手側も変化を嫌うので、働き方の土壌が自ら変化することはない。
そもそも戦後日本をここまでの経済大国に押上し上げたのは、勤勉で気の利く国民性がベースにあり、一部体育会系の特攻的気合も合わさった結果であると考えている。
仕事、製品に対してオーバースペックにオタクに追求することでよい製品、サービスが生み出されて。
この考え方を変えないと働き方は変わらない。川下の下々の担当者がいくらあがいてもなにも変わらない。
本気で変えるのであれば日本人の国民性に変化を与えていくしかないと思っている。
端的に言えば「勤勉」「サービス過剰」から「適度適切な仕事、製品」「適当適切なサービス」に切り替えていく必要がある。
海外からはジャパンに対する品質、サービスを期待されているが、そろそろ限界がきている。これらは新興国が頑張ればいずれ追いつかれる。
まじめジャパンを維持するのはあきらめて、そろそろ国民の幸せを考えた、これまでより若干「ゆるい」じゃぱんでいいのではないだろうか。
日本に追従して経済大国になった韓国は日本以上に働き方に問題があるようだし、
そろそろ日本は違う土壌で勝負していくように考え方を刷新していくのがよいと思っている。