中年の危機 Midlifecrisis’s diary

中年の危機についての解説や対処方を紹介

「自分に厳しく他人に…」の正解

社会人目線かと思うがグーグル先生によると意外や「自分に厳しく他人にも厳しい」が支持されている。

綺麗事が大半で意識高い系の方々のご意見だと思うが、自分に厳しい人は仕事ができるし、尊敬に値する人間らしい。そんな人なら他人に厳しくしても納得感が高くなるとのこと。

しかしこの他人に厳しくする基準が人によってかなり異なる。体育会系を標榜する連中であれば、後輩時代は厳しく叱咤されている事に慣れているし、先輩になったとたん同じように後輩に厳しきできる。このような人たちの多くいる業界は過去にはある程度固まっていたようである。テレビ等マスコミ系、一部証券会社、一部総合商社などなどいわゆるブラック系企業と思われるが、働いている人たちが頑丈にできているので厳しくてもあまり問題にならなかったのである。

それが最近の就労関係の問題であると思うが。

 とにかく文化系一般市民からすると叱責される事など普段の生活に組め込まれていないためイキナリ厳しくされると自律神経が震えるくらい動揺するし動悸も激しくなり、下手すると手足が震える事になる。

会社という閉鎖的な場所は、ある程度長い期間同じ空間にいるためお互いの特性、性格を把握した上でオーダーメイドの指導をしていくため叱責するとブルブル震えるほど臆病な人間にはそれなりに優しい対応をしていく。

そういう人間には自分に厳しく他人に優しくせざるを得ない。

 

最終的には他人との距離感の基準の持ち方の違いではないかと思う。

つまり他人だけど身内に近く、将来重要なポジションについて欲しいと成長を願う相手に対しては厳しく接する事になる。自分の子供に対して自立して欲しくてしっかりして欲しいとの親心に近い感情かもしれない。

一方、特に興味がなく仕事でも一時的な関係である場合は、その相手が今後どうなろうと知った事ではないので色々教える必要性も感じないので厳しく接する事もない。まあ後先考えずに八つ当たり的に厳しく接する人間も結構いるが…。