中年の危機 Midlifecrisis’s diary

中年の危機についての解説や対処方を紹介

いい会社はブラック企業

関西に来て3年弱になり、色々な会社の人と会ってきた。

人間の本質とは地域は関係なく根性の曲がった人間、周りに不愉快な思いをさせる人間、一方でおとなしくて周りにすべて委ねる人間、気遣いができて仕事ができる人間とやはり色々いるのである。

会社訪問して打合せすることも結構あるが、業績を上げている業界でトップを走る「いい会社」ほどブラック企業であると感じる。

「いい会社」とは業績を上げて、ブランド力もあり、魅力もあって、おそらく給料・福利厚生がいい会社のことであるが、それらを満たすためには競合の会社より一歩二歩抜きに出た「なにか」が必要である。

その「なにか」を発想して、作り出して、世の中に出して、維持しているのは、その会社の社員に他ならない。

この突出した「なにか」を実現させるためには一人の力ではどうにもならない。

チームとして指揮系統がしっかりしていて、ゴールがしっかり見えていて、そのゴールがいばらの道だとしても突き進むパワーを持っていなければ完結できない。

そのためにはピラミッド型のチームがあって、トップダウンでやることを期限通り進め、上司からの業務命令は絶対であるとチーム全員が理解している必要がある。

極端なことを言うと「いい会社」は 上司の命令が絶対=軍隊 と同じになると考えられる。

それを現代式に言うとブラック企業ということになる。

もちろん理不尽な上司や会社の要求、報酬、勤務時間などなど色々な制約条件はあるが、目的に向かって突き進む「いい会社」=限りなくブラック企業に近くなる。

 

そうならないように、ITを駆使しているGAFAは、職場にビリヤードがあったりフリーアドレスディスク?、バイキング昼食等で福利厚生を充実している。

しかし中では相当ハードな業務を行っていると思われる。

その証拠にG社は社員の精神を落ち着かせるために社内にマインドフルネスを導入したりしているとのこと。