中年の危機 Midlifecrisis’s diary

中年の危機についての解説や対処方を紹介

国内出張時のアンニュイ

国内で関東と関西を行き来する出張が月に数回ある。
ほとんど新幹線で通常2時間以上の移動となり有意義な時間が過ごせると
乗車前は毎度思うが、結局は半分以上惰眠を取ってしまっている。
首と肩に日常から痛みを感じて長いが、新幹線で睡眠を取ると
姿勢やその時の疲れ具合によっては痛みが不思議と軽減されることがあるのである。
アルコールが入っている場合は悪化することが多く、しかも頭痛がついてくるので
しばらくは自己流マッサージを頭から首にかけて行う。
本気の自己流マッサージは不思議な運動があるので家でしかできないが・・。

ところで乗車前によく思うことは、駅などで移動している人の中でこれから
新幹線で長距離移動する人がどれだけいるのだろうか?ということである。

最近は特にゴロゴロ荷物が多いので遠くに行くのかな?あの人も新幹線で関西かな?ご苦労さんと思ったりする。

ここ最近疲れている時は国内かかわらず、遠くに移動する前後はアンニュイ(古い?)になることが多く、
同じように移動する人を無意識に探しながら、自分が遠くに移動する(移動してきた)
ことを何となく自慢しながら、理解してほしい気持ちに憑りつかれてしまうのだ。

特に過去に住んだことのある都市や勤務した場所などが近づくと特にその思いが
募って、過去へ現実逃避したくなるのである。

今の環境も世間的に見ればかなり恵まれてて、自分の努力に比べれば感謝すべき
状態にあると言えるのだが、やはりこれが中年の危機なのかもしれない。

自分の立ち位置に確固とする自信が持てないし、このままの延長線上に自分の
求めていたものがあるとは思えない。
サラリーマンという安定に対する対価として、時間と自由を奪われているこの
状況を継続する気合が少なくなっているし、これをすぐさま断ち切る勇気も
ない。だた日々を過ごし、人生を消費している。
しかし家族がいて、環境は恵まれているからこれを維持した方がいいのかな?と弱気に現状維持を考えてしまう。